晩春令月氣淑風和

2019 年 4 月 17 日 水曜日 投稿者:しず大棚けん

お初にお目にかかります。棚田研究会2年、増田と申します。以後お見知りおきを。
……と、堅苦しい挨拶をしましたが、これからは崩れた文章となります。素人の書き物故、ご容赦ください。

ざっくりと自己紹介をしますと私は理学部生物科にいる変人です。趣味のやばい人とよく言われますがここには関係ないので割愛いたします。(気になった方はぜひ棚けんに来てください。すぐにわかると思います。)

では、本題に入ります。我らしず大棚けんは先週の13日(書いてる本人では昨日)に作業をしてきました。故に、その報告をば。

 

私達の訪れた棚田は春も盛りでした。

本日の漢字だけのタイトルを書き下しますと、

晩春の令月にして、氣淑く風和ぎ、桜は鏡前の粉を披き、蕺は佩後の香を薫す。

(万葉集序文、梅花の宴より。一部改変。)

と、なりますが、正にこのような日でありました。
(多少、原文とは異なりますが皆さんお判りいただけましたか?ヒントは元号です。)

 

ひらひらと舞散る桜に、暖かな日差しを受けて揺らめく水面、辺りを包むはヌマガエルの鳴き声………あと、生い茂る雑草達。

新緑の季節とはよく言ったもので、青々とした雑草が水面から顔を出して居りました。

こんな感じに。↓↓

遅ればせながら、今日の作業内容を紹介致しますと、午前中は只管雑草を土に沈めておりました。
主に足を遣い、たまに鍬を使い呼んでもいないのに「呼んだ?」と顔を出す草を土に還し続けていたのです。

今やっても、また1ヶ月も経てばこいつらは性懲りも無く生えてくる。
私は1年間棚田で作業してきてそのことをよく理解している。
……多分作業をしていたほかのメンバーも皆、確と理解していたことと思います。

しかし、それでも、来月相見える草を少しでも減らすために私達は動き続けました。

こちらがその一例です。

before↓↓

after↓↓

 

その後も作業すること幾ばくか…

人間誰しも、集中の内に気が散る瞬間があります。
やはり頑張り続けるのは至難でありまして…

それは、新しい一枚の田んぼに足を踏み入れた時。

見つけしはカエル。

その瞬間から脳内がカエル一色になりました。そして、しばらく写真撮影に耽ってしまいました。

さてここで問題!
カエルはどこでしょう??

↓↓↓↓

正解はココ! ↓↓

見つけられましたか?
保護色で、動かないとなかなか見つけにくいんですが、なんだかんだと五匹以上見ました。
あとはアカガエルのオタマジャクシも大量に。↓↓↓

見えにくいかもしれませんが、手の上に3匹乗っているんです。

さて、休憩を挟んだところで作業再開です。
田んぼに生える雑草はキリがありません。

気がつくと生い茂るそれらは地元の人たちの間では”夜這い草”と呼ばれているそうですが、夜這いされる身(田)にもなって欲しいですね( ̄▽ ̄;)

そんなこんなで新しい雑草が大量に生えるこの季節、
棚けんにも新入生が沢山生えて(入って)くることを祈るばかりです。

 

午後は蛍の蛹化を促すための陸(おか)造り。
水路の一部に土を盛りヘイケボタルが成虫になるための場所を作りました。
皆、楽しそうに土砂を投入しておりました。↓↓

 

土を掘っていたらアメリカザリガニに遭遇!!

多種多様な動植物に触れられることも棚けんの魅力の一つであります。

陸(おか)を作り終えたら午後の作業はお終いでした。

13日の報告は以上です。

 

 

最後に、一つ告知を。

棚けんの新歓2019は4月27日(土)に棚田(の見えるところ)でBBQします!!

少しでも興味を持った方はぜひ参加してください!

 

長々とした駄文、失礼しました。

本日の担当は、増田でした。

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