生き物

せんがまちの生き物について

以下はせんがまちに生息する主な生物です。ほとんどの生物を私たちは直接確認することができました。

◆ニホンアカガエル(確認済み)

近年の水田周辺の水路整備に伴うコンクリート製水路による生息域の分断、圃場整備に伴う冬期の乾燥化やなどの環境変化により、カエル類の生息数が減少しているが、本種はその影響を非常に強く受ける。(保全状況 軽度懸念)

◆シュレーゲルアオガエル(確認済み)

開発に伴う生息地や獲物の減少により生息数は減少している。
畔のみに産卵するわけではないが、産卵には適した場所であるため近年の水田の区画整理等で土の畔がなくなることで個体数に影響はあると思われる。(保全状況 軽度懸念)

◆ダルマガエル(確認済み)

開発による生息地の破壊、水質汚染、水田の減少、人為的に移入されたウシガエルによる捕食などにより生息数は減少している。
また以前までは住み分けを行っていたトノサマガエルと生息地や繁殖時期が重複してしまい、種間雑種による遺伝子汚染も懸念されている。(保全状況 軽度懸念)

◆カワニナ(確認済み)

ビオトープなどに持ち込まれることもある。
しかし人為的移入は地域的なカワニナの特徴・遺伝的相違を攪乱する遺伝子汚染となる。ホタル類幼虫の餌としての利用が圧倒的に有名である。

◆ゲンジボタル・ヘイケボタル(一部確認済み)

日本で最も有名な種のホタル。これらは日本のホタル類の中でも人目を引きやすい。そのため、観光や自然回復をアピールする目的で、しばしば他地域から人為的に移入されてきた。
しかし、移入に関しては、その影響を研究することも大事だが、まず安易な放流を中止することが求められており、文部科学省や環境省が移入の問題点を一般に周知させるべきだ、という意見も出されている。

◆サワガニ(確認済み)

和名どおり水がきれいな渓流(沢)・小川に多いので、水質階級I(きれいな水)の指標生物ともなっている。

◆ザリガニ(確認済み)

ザリガニは、雑食性で繁殖力、環境適応能力が高い種も多く、放流による生態系の破壊が不安視され、多くの種が2006年2月1日より2010年現在、外来生物法に基づき特定外来生物に指定され無許可での飼育や遺棄、譲渡、輸入等が禁じられている。

◆アカハライモリ(確認済み)

田園地帯や森林に囲まれた水域では目にする機会も多いが、市街地などの護岸された水域では少ない。市街地での個体数の減少に伴い、2006年には環境省レッドリストでも準絶滅危惧種として記載され、埼玉県のように条例で捕獲を規制する自治体も現れた。他地域でも絶滅が危惧されている個体群は少なくない。(保全状況 準絶滅危惧)

◆ドジョウ(確認済み)

腐食性を持ちたいていの淡水の生態系に適応する能力があるため、本来存在していなかった地域にも移入し、在来種を脅かす外来種として問題となっていることがある。

◆メダカ(確認済み)

1980年代あたりから野生のメダカが各地で減少し始め、姿を見ることが難しくなった。減少の主な原因は、農薬の使用や生活排水などによる環境の悪化、護岸工事や水路の整備などによる流れの緩やかな小川の減少、繁殖力の強い外来種(ブルーギルやカダヤシなど)による影響が挙げられている。絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)


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