棚田とは?

棚田という言葉を聞いてみなさんはどのような風景を思い浮かべるでしょうか。「急傾斜の山間地の階段状の」田んぼ である棚田は、日本の原風景ともいえる景観を形成してきました。

棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことをいいます。

日本では、山がちのところではどこにでもみられるもので、日本にある10%ほどが棚田だといわれています。一枚一枚の面積が小さく、機械を入れることもできず、傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化にともなって、1970年代頃から減反政策の対象として耕作放棄され始め、今では40%以上の棚田が消えているといわれています。

1995年の高知県梼原町で行われた「第1回全国棚田(千枚田)サミット」や1999年に選定された「日本の棚田百選」などが契機となり、「農民労働の記 念碑」、「日本のピラミッド」ともいわれる歴史的文化遺産としての評価が高まり、日本の原風景として、全国的に保全活動が行われるようになりました。

あまり文章で語るというのも退屈で、わかりにくいですよね。ですので、写真でではありますが、まずは私達が活動している静岡県菊川市上倉沢千框(せんがまち)の棚田を見ていただきたいと思います。

 

これが私達の活動拠点となっているせんがまちの棚田です。見ていただくとわかると思いますが、見事な棚田で、静岡県棚田等百選に選ばれています。しかし、昔は千枚もの棚田があることからつけられた千框でも、減反政策や後継者不足などで最盛期から比べて10分の1程しか棚田として残っていません…。

私達静岡大学棚田研究会は様々な活動を通して、この棚田を守り、発展させていきたいと思っています。

定義と歴史

分布

機能と価値

生き物

世界の棚田

 

*上記文章はNPO法人棚田ネットワーク固定ページ(http://www.tanada.or.jp/tanadadate/whatstanada-2/)を参照させていただきました。


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