違いがわかる女?(・△・)

2018 年 7 月 10 日 火曜日 投稿者:しず大棚けん

こんにちは!

毎日暑くて日傘を差しております松島です。
直射日光を遮るだけで少し暑さが和らぐのですが、結局暑いものは暑いのです…
家から学校までの道が冷暖房完備になることを夢見ております。(どう見ても夢で終わる)

 

 

さてさて、タイトルで察しのつく方もいるかとは思いますが、今回は個人ブログでございます。
大概花の話ばかりしていると思いますが、今回も花のお話です(‘A`)
久しぶりの個人ブログでテンションが上がったのか2部立てでお送りしますよ〜(・△・)

 

❶ 紫陽花の色
紫陽花というと、土壌の酸性とアルカリ性で色が決まる というのはなかなか有名な話ではないでしょうか。
酸性土壌だと青、アルカリ性土壌なら赤色になるというものです。

紫陽花はアントシアニンという色素を持っていまして、この色素は酸性だと赤色、アルカリ性だと青色になります。

おや?さっき言っていた酸性だと青、アルカリ性だと赤になるという話と全く逆ですね(゜∀。*)

実は紫陽花の色は土壌のpH(酸性、アルカリ性)が直接的に関わっているわけじゃないんです。
紫陽花は土壌が酸性であるとアルミニウムイオンが溶け出すため、そのイオンが色素と結合することで青色に発色しています。
アルミニウムイオンが少ないと赤色になるんですね。

 

さらに、緑色の紫陽花を見たことがある方はいらっしゃるでしょうか?
これはファイトプラズマという植物病原細菌が紫陽花に感染し、花の器官を形成する遺伝子の発現に影響を与えた結果なんですね。
一見きれいに見えるんですが、実は病気にかかっているという…(´°ω°`)

 

知っているとちょっと自慢できるかも?

ちなみによく紫陽花の花と言いますが、花と言われている部分は実は形態学的には萼なんですね…
さっきから紫陽花の花と書かなかったのはこのためです笑
ガクアジサイは萼ではなく額の意だそうですよ。


せんがまちにもありましたね。

 

松島は今年も小鹿公園に行って紫陽花を見てきましたが、いつ見ても良いものですね。

 

 

❷違いがわかる人
ジャーマンアイリス、ダッチアイリス、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの違いを知っている方はいらっしゃるでしょうか…

 

 

 

ハナショウブ…花弁の根元が白色と黄色
アヤメ…花弁の根元が白と黄色で網目模様がある
カキツバタ…花弁の根元が白
ダッチアイリス…花弁の根元が黄色で網目模様がない
ジャーマンアイリス…花弁の根元にブラシ状の突起がある

 

という違いがあるのですね。
百聞は一見にしかずなのですが、わかりやすい写真がなかった…
わかりにくいですが、どの花かわかるでしょうか?


これはアヤメです。
分かった方は違いが分かる人ですね٩(●˙▿˙●)۶

この写真はとある日、下田ちゃんと小鹿公園に咲いているのは何か同定しにいこうと話しておりまして、実験が早く終わった日にあらきちと下田ちゃんと松島で観察しに行ったときのものです笑
そして、さっきから小鹿公園ばかり行っている人になってますね…

 

 

とまあ、悠長に語っていますがすべて花卉園芸学と植物病理学で習った知識でして…笑
知っているとちょっと花を見るのが楽しくなったりしませんかね?

全く棚田に関係のない記事でしたが、読んでくださりありがとうございました!
またお会いしましょう

まつ(・△・)しま

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