‘せんがまちでの活動’ カテゴリーのアーカイブ

不幸なオリザ

2019 年 6 月 9 日 日曜日 投稿者:しず大棚けん

梅雨に入り、ちょうど梅の収穫をしました。菊池です。
田植え2日目は無事に終了し、全ての田んぼに苗を植えることができました。以上きく……と、終わるわけにもいかないので、おまけを付けておきます。気が向いたら読んでみて下さい。

*****

 私はオリザ、オリザ・サティバという。今は狭い空間に3人で押し合いながら暮らしている。だが、ついこの前まではもっとすし詰めの所で生きていた。なぜそんな場所にいたかはわからない。物心が付いた時には満員電車に乗っていた。
私は、吹き抜ける風に心地よく身体を揺らす。同居人も同じように動く。しかし、彼らは私と違って本能のままに生きている。だから、人混みの息苦しさや広い大地の解放感を感じない。彼らもきっとオリザなのだ。私にはわかる。周りには私達と同じように数人で身を寄せ合うオリザが何組もいる。
どうして――なぜ身を寄せ合う? なぜ根を切られる? なぜ水の張った土に植えられる? 何のために生きるのか――。
人間は楽しそうに私達の根を切り、3人まとめて土に埋めた。彼らは何の目的でこんなことをしているのだろうか? きっと私達は利用され、彼らの利益となるのだろう。
――私は答えが出ないと知りながら、考えることをやめられなかった。

ある日、また人間が入ってきた。私達の周りのオリザ以外の草を抜いているようだった。
すると、近くに土の色に同化した植物であっただろうものが浮いてきた。体の上部は切り取られ、腐りかけている様子だった。
「考えるのはやめなさい」
「……あんた、話せるのか?」
その声を感じた時には少し驚いたが、発信源は容易に想像が付いた。
「お前は不幸だ。考えずにはいられないだろう」
確かに、私は常に考えている。それ以外にできることが無いのだから、当然のことだ。しかし、それは彼とて同じことではないか?
「……誰だ?」
「私は、オリザ。1年後のお前だ。私はもうすぐ死ぬが、お前に教えておいてやる。――他のオリザと同じように生きろ。知性なんて捨ててしまえ。そうすれば、きっと楽になる――」
彼はそう言って朽ち果てた。そのうち、戻ってきた人間に踏まれ、地中に沈んでいった――。
「あんたは考えることをやめられなかったのか……」
私は悟った。私がいくらあがこうと、この世界から逃げ出すことはできない。そして、このままでは彼のように後悔しながら死んでいく。
決めた。考えるのをやめよう――。

 ――あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。私はどんどん根を張り、吸い取った栄養でぐんぐん葉を伸ばしていた。
今、私の葉は虫に喰われている。その勢いは留まらず、全て喰い尽くされてしまうかもしれない。
だが、痛くない。苦しくない。

だって、私はとっくに『死んだ』のだから。

*****

 最後までお読みいただき誠にありがとうございます。以上、菊池でした。

みんなが集う棚田

2019 年 6 月 7 日 金曜日 投稿者:しず大棚けん

みなさんこんにちは、今回のブログを担当します、3年の川澄です。

今回の内容は、先日行われた棚田の一大イベント、田植えについてです!
なんと今年は過去最多の参加人数ということで、棚けんメンバー一同、張り切って臨みました(`・_・)و✧


まず開会式では、恒例の堀さんのお話です。棚田に住む生き物や、田植えのやり方についてのレクチャーがありました。
その後は、オーナーさんと共に、田植えタイムです!棚けんメンバーは、主にサポート側に回りました。


サポートといっても、オーナーさんの中には、毎年田植えに参加している方も多くいらっしゃるので、自分たちが助ける必要はそれ程ありませんでした。苗を運んだり、楽しくお話ししたりするうちに、時間が過ぎていきました。

そして、棚田にはカエルやオタマジャクシをはじめとして、様々な生き物も姿を見せました〜





なんと、こんな来訪者も!!↓


棚けん3年目にして、初めてカモシカを見ることができました(^^)
あのサイズの動物を見ることがあまり無いので、堂々と目の前の棚田を横切っているのが、少し信じられない気持ちでした。

お昼は、地元の食材をふんだんに使ったお弁当です!

全てのおかずがとても美味しいのですが、僕は特に煮卵が好きです。お米が美味しいのは言うまでもありません(o^^o)

今回の田植えでは、自分はインストラクターを務め、オーナーさんたちと関わることができました。その中で、オーナーさんの中にも、初めての方、常連の方、親子連れの方、企業の方など、本当に色々な方がいることを実感しました。そんな様々な背景を持つ人たちが集まり、日々の息抜きとして、一緒に田植えをする。千框の棚田が、みんなの憩いの場として、楽しい場所になってくれたらと思いました。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
川澄でした。

 

 

 

※ブログ更新日遅れてすいません。

~帰り去くに如かず~ あ、内容は代掻きですよ。

2019 年 5 月 29 日 水曜日 投稿者:しず大棚けん

みなさん、こんにちは。最近かなりホームシック感が強めの宮嶋です。
どうしてですかね?GWに帰省したばっかなんだけどな~

もしかしたら先日、大学内(=山)で聞いたあの鳥の声のせいですかね?
その鳥の鳴き声を異郷の地で聞くと激しい郷愁に襲われる、
と小泉八雲が『日本の面影』の中で紹介しています。
夜になると木立の中で鳴くため、姿を見るのはなかなか難しいそうです。
その哀愁ある声の持ち主は毎年、田植えの時期になると冥土(黄泉の国)からさまよい出てくるとされ「死出の田長」とも呼ばれています。
もうだいたいわかりますね。
わからない方はタイトルをもう一度よく読んでみてください。

さて、そんな田植えの日が間近にせまった棚田では5月25日に代掻きを行いました。
代掻きでは足や鍬を使って苗の生育の妨げとなる雑草を土の中に沈め、
田植えの時に苗を植えやすくするためとんぼを使い土を平らにします。言葉で書くとそんな感じですが、足が思うように動かせない状態でひたすら足で草を踏み沈めていくので、体力的にかなりハードな作業です。
雑草にそんな恨みはないんですけどね~
夏になると牙をむいてくるので。

1年生は今回が初めての作業で、しかも参加したのは全員女子(←代表がよっっっぽど魅力的だったんだと思います)ということで、初作業にしては結構しんどいものだったかと思います。
それでも1年生は午前午後ともに一生懸命作業をしてくれました!
上級生としては、「こんなきついなんて聞いてない!」とか「想像してたのと違う!」とかいう声が(少なくとも声としては)聞こえてこなかったので安心しました(笑)また、同時に耕運機を使っての代掻きも行いました。
耕運機の操作はほんっとに大変で、例えるなら気性の激しい闘牛をなだめるような感じです。
たぶん耕運機と仲良くなるのは無理だと思います。

でも、無駄に力んで苦戦する学生とは違い、地元の方々は難なく操作していたので思わず見入ってしまいました。
見習える部分は地元の方々に少しでも見習っていきたいと思いました。

お昼はオーナーさんの方々とご一緒にスイハニングをしました。
やっぱり疲れた後のおにぎりはいつもより美味しく感じますね~午後も代掻きの続きをしましたが、だんだんと疲れてくると面白い現象が起こるんです。
第一段階:手足の動きが明らかに鈍る
第二段階:完全に動きが止まる
第三段階:みんな静止したままどこか遠くを見つめる
個人的には第三段階がなんだか哀愁があって好きですね(笑)

作業の最後には、田植えの時にオーナーさんが自分の田んぼがわかるようネームプレートを全員で設置しました。
今年は去年より多くの方々に参加していただけるみたいなので、棚研メンバーも当日は頑張りたいと思います!今週はいよいよ田植えです!
夜にはゲンジボタルの姿も見られるとのことなので今から楽しみですね。
それでは、棚田でお待ちしています!

宮嶋

 

新歓in棚田

2019 年 4 月 30 日 火曜日 投稿者:しず大棚けん

皆さんこんにちは!初めて棚田ブログを書きます、紺野です!よろしくお願いします〜(^O^)

さてさて、(個人的には)待望の10連休始まりましたが、その初日27日になんと!!

新 歓 を 行 い ま し た ! ! !(ワァ〜〜〜〜ッパチパチパチパチ)

今回はその様子を以下にお伝えします!

棚田に到着したのが午前10時半頃で、先輩が諸々の買い出しに行ってくださった間、まずはみんなで自己紹介をしました!(先輩、本当にありがとうございました…!!)

学部はやはり農学部が多かった気がしますが、理学や人文、教育など様々な学部の方が来てくれました!やった〜〜\(^^)/
また、「小粋な一言」を言う時にはそれぞれの個性が出ていて面白かったです(*^▽^*)

自己紹介タイムが終わると、みんなで棚田をぐるっと1周しました!

部長のりんたろう先輩が、途中途中で説明しながら棚田を案内してくれました!歩きながら棚田の風景を見て写真を撮っていたり、「綺麗〜!」という声が聞けたので嬉しかったです( ; ; )

ウォーミングアップ(?)を済ませたところで、お次はフォトロゲイニングです!
公式的なスポーツとしてフォトロゲイニングというのがありますが、それとは違い、棚研では見せられた写真と同じ場所を探しに行って、そこで色々なポーズをして写真を撮ろう!というものです。割愛しますが、スポーツとしての方も気になる方は調べてみてください!m(_ _)m
今回は4班に分かれて、各班で先輩2人プラス新入生という感じで、5枚の写真の場所を探しに&撮りに回りました!


お話しながらゆっくり歩いて探して、写真スポットでは色々なポーズをしてくれました(*´∇`*)

さて、もうお気付きでしょうか?…あ!みんなお腹ぺこぺこじゃないか!!ついにバーベキューの時間ですよ〜〜〜

最初は雨が降りそうでしたが、バーベキューをする頃にはとても晴れていました!

予定では「ダルマさんが転んだ」をすることになってましたが、食べたり話したりしているうちにあっという間に時間が過ぎていました(笑)
それでも楽しんでもらえたようなので良かったです(*´∇`*)

改めて新歓に来てくれた皆さん、ありがとうございました!是非また棚田に来てくれると嬉しいです〜\(^^)/
以上、長い文章になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました!!
またいつかの棚研ブログでお会いしましょう〜
ではでは!

紺野☺︎

晩春令月氣淑風和

2019 年 4 月 17 日 水曜日 投稿者:しず大棚けん

お初にお目にかかります。棚田研究会2年、増田と申します。以後お見知りおきを。
……と、堅苦しい挨拶をしましたが、これからは崩れた文章となります。素人の書き物故、ご容赦ください。

ざっくりと自己紹介をしますと私は理学部生物科にいる変人です。趣味のやばい人とよく言われますがここには関係ないので割愛いたします。(気になった方はぜひ棚けんに来てください。すぐにわかると思います。)

では、本題に入ります。我らしず大棚けんは先週の13日(書いてる本人では昨日)に作業をしてきました。故に、その報告をば。

 

私達の訪れた棚田は春も盛りでした。

本日の漢字だけのタイトルを書き下しますと、

晩春の令月にして、氣淑く風和ぎ、桜は鏡前の粉を披き、蕺は佩後の香を薫す。

(万葉集序文、梅花の宴より。一部改変。)

と、なりますが、正にこのような日でありました。
(多少、原文とは異なりますが皆さんお判りいただけましたか?ヒントは元号です。)

 

ひらひらと舞散る桜に、暖かな日差しを受けて揺らめく水面、辺りを包むはヌマガエルの鳴き声………あと、生い茂る雑草達。

新緑の季節とはよく言ったもので、青々とした雑草が水面から顔を出して居りました。

こんな感じに。↓↓

遅ればせながら、今日の作業内容を紹介致しますと、午前中は只管雑草を土に沈めておりました。
主に足を遣い、たまに鍬を使い呼んでもいないのに「呼んだ?」と顔を出す草を土に還し続けていたのです。

今やっても、また1ヶ月も経てばこいつらは性懲りも無く生えてくる。
私は1年間棚田で作業してきてそのことをよく理解している。
……多分作業をしていたほかのメンバーも皆、確と理解していたことと思います。

しかし、それでも、来月相見える草を少しでも減らすために私達は動き続けました。

こちらがその一例です。

before↓↓

after↓↓

 

その後も作業すること幾ばくか…

人間誰しも、集中の内に気が散る瞬間があります。
やはり頑張り続けるのは至難でありまして…

それは、新しい一枚の田んぼに足を踏み入れた時。

見つけしはカエル。

その瞬間から脳内がカエル一色になりました。そして、しばらく写真撮影に耽ってしまいました。

さてここで問題!
カエルはどこでしょう??

↓↓↓↓

正解はココ! ↓↓

見つけられましたか?
保護色で、動かないとなかなか見つけにくいんですが、なんだかんだと五匹以上見ました。
あとはアカガエルのオタマジャクシも大量に。↓↓↓

見えにくいかもしれませんが、手の上に3匹乗っているんです。

さて、休憩を挟んだところで作業再開です。
田んぼに生える雑草はキリがありません。

気がつくと生い茂るそれらは地元の人たちの間では”夜這い草”と呼ばれているそうですが、夜這いされる身(田)にもなって欲しいですね( ̄▽ ̄;)

そんなこんなで新しい雑草が大量に生えるこの季節、
棚けんにも新入生が沢山生えて(入って)くることを祈るばかりです。

 

午後は蛍の蛹化を促すための陸(おか)造り。
水路の一部に土を盛りヘイケボタルが成虫になるための場所を作りました。
皆、楽しそうに土砂を投入しておりました。↓↓

 

土を掘っていたらアメリカザリガニに遭遇!!

多種多様な動植物に触れられることも棚けんの魅力の一つであります。

陸(おか)を作り終えたら午後の作業はお終いでした。

13日の報告は以上です。

 

 

最後に、一つ告知を。

棚けんの新歓2019は4月27日(土)に棚田(の見えるところ)でBBQします!!

少しでも興味を持った方はぜひ参加してください!

 

長々とした駄文、失礼しました。

本日の担当は、増田でした。

新年度 初作業!

2019 年 4 月 14 日 日曜日 投稿者:しず大棚けん

こんにちは、新3年生の山中です😊

4月から新年度がスタートしましたね!
大学では新1年生が入学し、サークルや部活動の勧誘で、校内はすごく活気に溢れています!棚けんにはどんな子が入ってくれるのか、とても楽しみです😍
ぜひ、お待ちしております🙇‍♀️

 

さて今回は4月6日に行われた新年度初の作業についてです!

午前中は、地元の方々が代掻きを機械で行なっていたので、これまでに出来ていなかった所の田起こしと畦塗りを行いました。みんな、これまでの作業で田起こしと畦塗りはやってきていたので、慣れた様子です!


 

そしてこの日は桜が満開で、綺麗な景色を見ながら作業をする事が出来ました!

強い風で花が散りつつあったので、良いタイミングでした!

 

お昼を食べて、午後は、午前中の続きと山菜取りの2つに分かれて作業しました!
私は山菜取りに参加したので、そこで見かけた植物について紹介したいと思います!

まずは、こちら

ワラビです!
他の植物に紛れて見つけるのが難しかったです!慣れてくると見分ける事が出来るようになりました!
茎が太いものの方が美味しいそうです

 

次はこれ!

ゼンマイです!
私だけかもしれませんが、山菜でイメージするのはゼンマイですかね🤔
うずまきが特徴的です!

 

最後に山菜以外も見ることが出来ました!

ハルリンドウです!
ハルリンドウの花言葉は、「清潔な人」!
言葉通り、綺麗な青い花をしていますね。

私は今まで山菜取りをした事がなく、どの植物も見つけると嬉しくなりました😄

 

新年度初の作業は、この様な感じでした。
棚研ではこれから新たなメンバーを迎えるので、さらに作業を頑張っていきたいなと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。

山中

あぜ道アート片付け 2019

2019 年 4 月 6 日 土曜日 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。初めて記事を投稿させていただく新2年の曽根です。
春休みも終わり寒い日が続いていましたが最近やっと暖かくなり
あちこちで桜が満開となって見ごろを迎えています!

今回は3月31日に行われたあぜ道アートの片づけについて報告させていただきます。
さて天気の安定しなかった前日のあぜ道アートでしたが
それが嘘のように青空が広がるいいお天気の中での作業となりました。


それでは作業の様子を紹介します。
まず午前中は昨日使った明かり、たいまつ、テントの回収と燃え残ったろうそくの処理を行いました。やはり昨日の雨で燃え残っていたろうそくが少し多かったように思います。

午後は回収した明かりに使ったボトルをまとめ収納しました。
風が強くボトルやビニール袋が飛ばされてしまうハプニングはありながらも作業は順調でした。

特に先輩たちの連携の取れたバケツリレーと収納術が印象深かったです。


本格的な春の訪れとともに新年度になり様々な環境の変化はあると思いますが今後も頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

曽根

 

 

 

 

 

 

 

あぜ道アート 2019

2019 年 4 月 3 日 水曜日 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。もうすぐ3年の佐藤です☺️
新元号の「令和」が発表されましたね…!新しい時代の始まりに立ち会うことができて、本当に嬉しいです…!✨
これを機に、気持ちを新たにして活動に励んでいきたいと思います!

 

それでは、3月30日に行われたあぜ道アートについて報告させていただきます。
当日は寒く、準備中は曇ったり晴れたりと安定しない天気でした。
イベントが行われる時間帯には雨が降るという天気予報だったので、不安な気持ちで作業に望みました。

しかし、春の訪れを知らせる綺麗な桜の花や、棚田に咲き誇る菜の花を見て気合いが入りました😆

桜と菜の花を見てほっこりしたところで、作業の様子を紹介します☺️
午前中から午後の本番前にかけて、あぜ道アートに使用する灯りを作り棚田に設置するメンバーと、スイハニングを行うメンバーに分かれて作業をしました。

私は灯りを作る作業を担当しました。昨年もあぜ道アートに参加していたので、作業にも少し慣れたかな、と思っていたのですが…先輩方や後輩達の方が素早く、効率的に作業を進めていて、自分もまだまだだなと実感しました😅

 

棚田には地元の方が作ってくださった竹灯籠も用意されていました。いろいろな顔があってかわいいですね🎵
点灯後が楽しみです!😍

 

灯りを作りつつ、棚田に設置する作業も進めました。等間隔に、かつ全体に行き渡るように設置するのは難しく、先輩の的確な指示でなんとか作業を終えることができました。

上の写真は灯りを設置し終わった後の棚田の様子です。昼間に見ると「ん…?田んぼに何かがめっちゃ刺さってる…?」って感じですが、夜になると棚田が一変するのです!!

 

夜、ライトアップ後の棚田がこちら!!✨

すごく綺麗ですよね…!夜の闇にひとつひとつの灯りが映え、幻想的な光景を創り出しています…!
私の少ない語彙力ではこの美しさは伝えられないので、棚けんメンバーが撮った美しい棚田の写真の数々をご覧ください!

前述しました通り、私は昨年のあぜ道アートにも参加させていただいたのですが、何度見ても魅了されてしまいます。
この光景を見るため、来年も絶対参加する…!と心に決めました😤

 

これらの美しい棚田の風景が見られたのは、多くの方々のご尽力があったおかげです。

天気予報の通り、棚田に設置した灯りに点灯する点灯式の前後に雨が降りました。一度は点灯したものの、火が雨に消されてしまいイベント中止が頭を過った瞬間もありました。

しかし、雨が止んだのを見計らって再点灯を行い、イベント後半には写真のような美しい風景を見ることができました。

これもイベントを成功させたいという熱い思いをもった地元の方々、雨に打たれながらも一生懸命点灯を試みてくれた棚けんメンバー、悪天候の中イベントに足を運んでくださった皆様のおかげです。本当に、ありがとうございました。

また、雨の中イベントの受付をしてくれたメンバーやフランクフルトや豚汁、お茶を販売しイベントを盛り上げてくださった方々、たい焼きを販売してくれたメンバー、その他今回のあぜ道アートを支えてくださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年は天候に恵まれず大変でしたが、来年のあぜ道アートではてるてる坊主をたくさん作って晴れになる予定ですので、ぜひまた棚田にお越しください☺️

 

長文ですみません🙇
最後まで読んでいただきありがとうございました。
佐藤

春の作業 田起こし

2019 年 3 月 14 日 木曜日 投稿者:しず大棚けん

こんにちは、棚けん1年の志田です。今回初めてブログ更新をすることとなったのでドキドキヒヤヒヤしております笑

さて3月9日の作業は田起こしでした。最近天気が崩れがちであったこの頃ですが、清々しい晴天の作業日和でした。早い桜はもう開花時期だそうで、棚田の近くの桜も綺麗に咲いていました。

田起こしでは稲株などを掘り起こし土壌に沈めていきます。わたしはずっとクワを使っていましたが、一株やるのも一苦労でした。作業後の筋肉痛はもうお約束ですね…。

   
クワ以外にも、シャベルや耕運機を用いて皆作業をしました。

また田起こしと共に畔塗りも行いました。畔の低いところなどに田んぼの泥を置いて、畔に塗り塗り。なんだか左官職人みたいだなと思うと楽しかったです。過去には道路のように綺麗に仕上げる先輩がいたそうでΣ(・□・;)

今回いろんな生き物が田んぼの中で見られたので、写真を載せていきます。

   ちっちゃなおたまじゃくしたち。

   これまた小さなザリガニ。

普段なかなか自然と触れ合わないので、見つけるたびにおおお~!となります。
こうやって生き物を見たり桜が咲いているのを見ると、まだまだ寒い日もありますが春が近づいているのかなと感じます。

拙い文章でしたがお読みいただきありがとうございました。
志田

破壊によって生まれる命

2019 年 2 月 19 日 火曜日 投稿者:しず大棚けん

初めまして、もうすぐで二年になる菊池です。今回は小説形式で文章を書いてみました。書いてみたらちょっと重い感じになってしまいましたが、深く考えずに読んで頂けると幸いです。なお、この物語はフィクションであり、実在の人物等にはほとんど関係ありません。
それでは、どうぞ!

 **********
午前中は棚田に出て畔の補修をした。補修というのは、畔が崩れて水田から水が漏れそうな場所を直すということだ。クワやスコップで水田の泥などを掘り起こし、崩れた場所に塗りつける。そんな作業をただひたすらに繰り返していた。
「ん?」
高く振り上げたクワを下ろすため、腕を重力に委ねようとしたが、視界に飛び込んできた謎の物体によってそれは妨げられた。クワをゆっくり下ろして見てみると、それは黒い点がゼリー状の物に包まれた構造の集まりだった。球状の物体が、多数で一つのいびつな塊を形作っている。
おそらく、両生類の卵だろう。カエルかイモリといったところだろうか。水の流れに逆らわずにゆらゆらと浮いている。
しばらく彼らの行方を見守った後、両手に力を込めて再びクワを振り上げた――。

 午後は紅茶作りをした。紅茶作りと言っても、私達がしたのは揉捻という作業だけなのだが。「揉捻」という漢字通り、茶葉を揉んで捻る工程のことだ。よく発酵させるために、茶葉をできるだけ細かくちぎり水分を放出させる必要がある。
やはり、この作業もひたすらに力を入れ続け、同じ動きを繰り返すものだった。時間が経つほどに体に疲れが溜まり、心の中では余計なことを考えるようになった。その点機械は素晴らしい。何も想わずに、手を休めることなく動き続けられるのだから。
できた紅茶は、到底機械に敵うようなものではなかった。だが、湯気からは優しい香りがして、飲むと胸の奥が温かくなったような気がした。

 今回紅茶の素になった茶葉は、茶草場農法で作られたものだそうだ。茶草場農法は世界農業遺産に認定されている素晴らしい農法だと言う。何が素晴らしいかと言うと、茶畑に撒くための草を刈るため、多くの生物種が生息できる環境を作れる所だ。放っておけば少ない種の植物がその場所を占有するが、それらが刈り取られることで他の植物も生育することが可能となる。
不思議なことに、人が自然に手を加えることで生物多様性が守られるのだ。草を刈るということは、その植物の命を奪い自然環境を人為的に操作するわけだが、ここでは正当化されてしまう。森林伐採というのは、草刈りの規模が大きくなったものとも考えられる。しかし、それはあまり正当化されることはない。
農業は自然と共に営まれ、人が自然を大切に管理しているように思える。一方で、田畑というのは自然を人が利用しやすいように、破壊、監視しているものである。私は想像しかできないが、どんな田畑も元は別の植物などが生息していて、人無しにそれらができることはないのだ。当たり前にあるその景色は、自然物ではなく、長い時間をかけてできた人工物なのである。
人が自然環境を変えることによって、本来生育できなかった生物が暮らせるようになる。しかし、環境を変えすぎると、本来生育できたはずの多くの生物がいなくなってしまう。どこまでが「保全」で、どこからが「破壊」なのかは誰にもわからない。

 赤い炎で焼かれた草木は黒く染まり、土は灰色に渇いている。しかし、その中にしっかりと芽吹いた一つの緑がこちらを向いている。彼はきっと、周りの住民がいなくなるまで外に出られずに過ごしていたのだろう。これからは陽の光を目一杯に浴びて成長できる。辺りを焼き払った人間に感謝しているに違いない。

 ――私は、なぜかその塊を避け、刈り取られた稲株の根元を狙ってクワを振り下ろすのだった。
**********
いかかでしたでしょうか? この主人公、普段からこんなことを考えて生活しているんでしょうかねえ。まあ、そんなことはどうでもいいんですが。とにかく、最後までお読み頂きありがとうございました。
担当は菊池でお送りしました。


error: Content is protected !!