2021 年 8 月 のアーカイブ

夏の草刈りと生物教室

2021 年 8 月 9 日 月曜日 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。2年の花崎です。今回は草刈りと生物教室を行いました。

午前はオーナーさん方と共に棚田の草刈りを行いました。また、私を含めた棚けんメンバー5名はボランティアとして来ていただいた中高生5名と共に、草刈りに加え生き物の採取も行いました。夏の暑い中、一切弱音を吐かずに畦際の草をカマで刈っている中高生の姿を見てとても感心し、自分も負けていられない!と思いました。しかし、気合を入れて草を刈ってもすぐに息が上がってしまい、自分の体力の無さに驚愕しました。次の作業ではより多くの草を刈るために、日頃から体力作りに励もうと思います ^_^

草刈りの後、生物教室のための棚田に住む水生生物を採取しました。小さなゲンゴロウ、マツモムシ、アカハライモリ、サワガニなど、多種多様な生き物を捕まえることができました!また、茶色のカエルも3匹確認できましたが、捕まえることはできませんでした・・・。捕まえることに夢中になってしまい、気づいたらペアの高校生が泥まみれになっていたことが本当に申し訳ないです・・・ -_-

アカハライモリ(手前がオス、奥がメス)

捕まえたイモリはそれぞれオスとメスでした。イモリの性別の見分け方の一つとして、尻尾の形状を見ることがあります。オスの尻尾は、横から見ると縦に長く、真上から見ると横に短いです。メスの尻尾は、横から見ると縦に短く、真上から見るとオスよりも横に長いです。抽象的に言うと、オスの尻尾は平ったく、メスの尻尾は丸っぽいです。サワガニは日本で唯一淡水に住むカニで、棚田で発見することは珍しいことだそうです。今回捕まえられてラッキーでした ^_^

棚田から下へおりて、ビオトープでの生物採取も行いました。魚やザリガニをタモですくい、ケースの中に入れ観察しました。

ビオトープの生き物

外来種;アメリカザリガニ

午前の活動を終え、共に活動したペアの高校生に感想を聞いたところ、草刈りも生物教室も楽しかった!と返答をいただけたので、とても嬉しかったです!また、イモリを棚田へ戻す際、オーナーさんの娘さんがイモリをかわいいかわいいと言っていたので、イモリ好きの私はなんだか嬉しくなってしまいました(笑)ぜひ、今後も棚田へ訪れて生き物観察を楽しんで欲しいです!

午後は2グループに別れ、それぞれ棚田内の草刈りと電柵の整備を行いました。私は田の中の草刈りを行いましたが、予想通り土壌に足を取られて移動するのに一苦労しました(笑)歩くのだけで精一杯だったので、雑草を刈るというよりも踏み潰すことの方が多くなってしまいました(手を抜いたわけじゃないよ!・・・多分)。そういえば、稲には若い穂がついていました!順調に育ってくれているようです ^_^ まだ先ですが、稲刈りが楽しみになってきました。

今回の作業で、棚田には多種多様な生物が生育していることが確認でき、このことから棚田全体が健康的であることも確認することが出来ました。

作業に参加していただいたオーナーの皆様、中高生の皆様、そして棚けんメンバーの皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。そして熱中症にはくれぐれもお気を付けてください。

以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

花崎


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