Archive for the ‘棚田の秋・冬’ Category

昔ながらの脱穀機で脱穀体験

日曜日, 10月 23rd, 2016 投稿者:あまの

快晴の中、昨日脱穀作業が行われました。ハズ掛けして乾燥させたもち米、うるち米を脱穀機で籾(モミ)をとっていきます。

地元メンバーがエンジン式脱穀機で作業する中、公会堂前では棚田オーナーの皆さんと一緒に、恐らく大正時代頃に作られたであろう、脱穀機で古代米の脱穀体験を行いました。

そんな昔ながらの脱穀機がこちら

dsc_1446

メーカーのラベルも貼られていないので、恐らくお手製の脱穀機とのこと。足踏み式なので、上下運動で歯車を回し、互い違いに付けられた針金のわっかで脱穀していきます。

dsc_1456

ちなみに最初は一人でやってみたものの、なかなか難しい…

 

「これ、二人一組でやった方がいいんじゃない」
「(一同)なるほど!」

 

ということで、物は試しとやってみた結果・・・

dsc_1452

「やりやすーい!」
一人が足踏みで脱穀機を回転させ、もう一人が稲を広げて脱穀していきます。回転数が上がり、キレイに籾(モミ)を分けれました。昔は子どもに足で踏ませて手伝ってもらったのかもしれませんね。

dsc_1457

さて、ここから実が軽いものや稲のくずを仕分けしていきますが、通常は送風機などで風を送り、軽いものを吹き飛ばして選別をしますが、そんな機械はありません。
ということで

 

「最後は人力だ!」

dsc_1465

一人が箕(ミ)をゆすって高いところから籾を落としていき、周りから段ボールなどで仰いで風を送ります。6人くらいで風を送ることで、見事に選別ができました(人間の力ってすごい!)

便利さや効率を追い求めて、機械化が進みましたが、基本的な構造や仕組み、段取りは今も昔も変わっていないそうです。
先人の知恵や苦労を感じられる3時間でした。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

dsc_1451

ニホンアカガエル産卵が始まりました。

日曜日, 1月 31st, 2016 投稿者:お茶芽
アカガエルの卵1

アカガエルの卵1

ニホンアカガエル産卵が始まりました。

待ちに待ったニホンアカガエルの産卵が始まりました。

寒い日が続いた「せんがまち」
厚い氷も解けだした今朝
待ちに待った産卵が始まったのです。

静岡県の絶滅危惧種Ⅱ類のニホンアカガエル
この保護活動に取組んで既に15年ほど経ち
数もずいぶん増えてきました。

このカエルのために水を張る「冬水田んぼ」は
「せんがまち」の冬の風物詩となり
春を迎える棚田の風景をより美しく見せてくれています。

その景色の中で育む多くの命を
これからも大切に守って生きたいと思っています。

投稿者 お茶芽

アカガエルの卵2

アカガエルの卵2

せんがまち冬水田んぼ(ふゆみずたんぼ)

月曜日, 1月 25th, 2016 投稿者:お茶芽
通水後の棚田

通水後の棚田

冬水田んぼ(ふゆみずたんぼ)

23日の畦の補修作業後に棚田に水を入れる
「冬水田んぼ」が始まりました。

この時期、田んぼは水を必要としていません
必要としているのはニホンアカガエルなのです。
このカエル、冬に卵を産むんです!!

静岡県の絶滅危惧種Ⅱ類のニホンアカガエルは
冬に産卵するため棚田周辺の茶草場から棚田へ集まります。
冬場に水を張らない田んぼが増え絶滅危惧種となりましたが
「せんがまち」ではこのカエルたちのために今の時期に田んぼに水を入れ
産卵場所を用意しているのです。

23日の畦の補修作業中にカエルたちが出てきましたから
きっと氷の張らない朝には産卵が始まるでしょう。

今年も沢山のニホンアカガエルが棚田で生まれるように
これから毎日、田んぼの水の調整し産卵状況を確かめていきます。

投稿者 お茶芽

畦の補修作業

畦の補修作業

通水開始

通水開始

お月見コンサート終了しました。

月曜日, 9月 14th, 2015 投稿者:お茶芽
静岡大学龍韻太鼓

静岡大学龍韻太鼓

お月見コンサート終了しました。

9月12日お月見コンサートを開催し無事終了しました。
河城小学校の生徒が「棚田でコンサートをやってみたい!」
その一言から始まった「お月見コンサート」も今年で第3回
提案してくれた子供達が吹奏楽部の中学2年生となり参加してくれました。

棚田には1,000本を越えるLEDを灯し
日が暮れるとともに幻想的な雰囲気の中での演奏となり
今年初めてプロのアーティスト「HERO」さんを迎え
その演奏と歌声に感動した事も大きな収穫の一つとなりました。

350席用意したイスも立ち見ができるほどの盛況で
出演者、スタッフを合わせ500人を越えるイベントとなりました。

この日のために頑張ってくれた静大棚けんとメンバーと出演者の皆様
そして会場に足を運んでいただいた皆様へ大きな感謝を込め
ありがとうの言葉を送ります。

投稿者 お茶芽

金谷高校書道部

金谷高校書道部

菊川東中学吹奏楽部

菊川東中学吹奏楽部


HEROさん

HEROさん


河城小学校

河城小学校

荒廃茶草場整備作業が進んでいます。

土曜日, 2月 14th, 2015 投稿者:お茶芽
竹の伐採

竹の伐採

荒廃茶草場整備作業が進んでいます。

現在、棚田では荒廃した茶草場の整備作業を行っています。
竹林と化した棚田周辺の茶草場を整備し豊かな生態系を
取り戻そうと竹を伐採し、重機による竹の根の抜根作業が進んでいます。

公会堂の駐車場から良く見える場所で
棚田のすぐ隣の竹林での作業と言う事で、その変化が目に見えて判ります。

春には梅や桃の苗木を植え
菜の花の種も蒔こうと考えていますが
「いつの日かせんがまちを桃源郷に!!」
私達の夢は一歩一歩着実に現実になろうとしています。

投稿者 お茶芽

竹の伐採進む

竹の伐採進む


作業前の状態

作業前の状態

棚田に初氷と初霜

水曜日, 12月 3rd, 2014 投稿者:お茶芽
初氷

初氷

棚田に初氷と初霜

12月に入り、いきなり寒い日が続いていますが
今朝は棚田に初氷と初霜が!!

ほんの数日前まで農作業はシャツ一枚で汗をかいていたのに
温度差に身体が付いていきません(T_T)

今年最後のイベントは13日に行われる
蕎麦打ち教室としめ縄教室となります。
皆さんのご参加お待ちしてま~す!

投稿者 お茶芽

初霜

初霜

ニホンアカガエルの産卵始まる!!

日曜日, 1月 26th, 2014 投稿者:お茶芽

IMG_6395ニホンアカガエル卵

ニホンアカガエルの産卵始まる!!

今年もニホンアカガエルの産卵が始まりました。
ニホンアカガエルは静岡県の絶滅危惧種Ⅱ類に分類される貴重種です。

普段は棚田周辺の茶草場に生息し1月~2月に棚田で産卵をします。
今朝のような氷の張らない暖かな朝に産卵するのですが
氷の下でオタマジャクシが育っていく様子は感動モノなのです。

冬に水を張る棚田があり周囲にある茶草場で生活するニホンアカガエルは世界農業遺産「静岡の茶草場農法」が行われている地域だからこそ生息できるのですね(^_^)
せんがまちの棚田は静岡県内最大のニホンアカガエルのコロニーとなっています。

投稿者 お茶芽

IMG_6396

IMG_6397

田打ち講(たぶちこう)

土曜日, 1月 11th, 2014 投稿者:お茶芽

IMG_6329田打ち講

田打ち講(たぶちこう)

今年もせんがまちの行事初め「田打ち講」が
夜明け前の棚田で行われました。

田打ち講は今年の豊作を祈り、田んぼの神様を迎える儀式です。
田んぼの中に3つの小山を作りススキ、ハギ、松、センリョウ、サカキを植え
御幣と餅、御洗米を供えて行われます。IMG_6331

昔は各農家の長男の行う儀式でしたが
現在田打ち講を行う所は少ないようです。
忘れないで続けたい行事の一つですね。

事務局からのお知らせ

※2014棚田オーナー募集は1月15日から棚田いこうよ.netオーナー募集のコーナーから受付を始めます。

※1月18日(土)今年最初の棚田の作業を行います。
作業は8:30分より作業内容は棚田周辺の竹林整備と草刈り、午前中で終了します。どなたでも参加できますが寒い時期です防寒対策を忘れずにお願いします。

投稿者 お茶芽

明けましておめでとうございます。

水曜日, 1月 1st, 2014 投稿者:お茶芽

IMG_6301元旦の棚田

明けましておめでとうございます。

静かな元旦を迎えたせんがまち
今日は風も無く穏やかな朝となりました。

昨年は多くの出会いがあり棚田の保全活動は活気に満ち溢れました。
今年はどんな出会いが待っているのでしょうか。

とっても楽しみな2014年の始まりです(^_^)v
新規オーナー募集は1月15日より!!

投稿者 お茶芽

今年最後の草刈り作業終了しました。

土曜日, 11月 30th, 2013 投稿者:お茶芽

IMG_6140

今年最後の草刈り作業終了しました。

昨日の強風が嘘のように静かだったせんがまち
今日は今年最後の草刈り作業で汗を流しました。

すっかり綺麗になった棚田は夕日に映えて最高に美しかったです。

作業を手伝っていただいた中遠農林事務所の皆さん
静大棚けんと静大生態学研究室の学生達ありがとうございました<(_ _)>

東京農大から贈り物

水質調査で棚田にお見えになる
東京農大地域環境科学部地域資源利用学研究室の中村先生から
東京農大収穫祭で展示した棚田と周辺の茶草場のジオラマを頂きました。

上倉沢公会堂で多くの方に見て頂けるよう展示しておきます。
ありがとうございました。

昨日は同じ東京農大の地域環境科学部農地環境工学研究室の藤川先生が棚田と茶草場農法の茶園の土壌調査にお見えになりました。

棚田が研究のフィールドとして多くの研究者の役に立ち、それが棚田保全の一つの大きな柱となっています。
これからも大学や研究機関などに棚田を使って頂く事を私たちは望んでいます。

投稿者 お茶芽

IMG_6137

IMG_6121